2015-10-22

平面レイヤーの変わりにシェイプレイヤーを使用する

コンポの解像度変更に対応したテンプレートを作りたい、という話で TIPS とは違うかもしれませんが・・・。

Afterfx_ShapeSolidLayer_Timeline
※ マスクの移動・拡大縮小に対応しつつ常にコンポ+余白を覆うエクスプレッション



AE でのコンポ作業において、平面レイヤーを 「画面全体を覆うもの」 として使っている方は多いと思います。
平面レイヤーを使用したテンプレートコンポを元にして、問題なく作業が終わればいいのですが、
解像度変更や余白の追加などが必要になるケースは、不思議なことに避けられないものだと思います。

そこで、コンポの解像度変更に伴う座標の変化を補正するツールの出番となるわけですが、
そもそも平面を使わずにシェイプレイヤーで画面全体を覆っておけば良いんじゃないか、と思っています。

シェイプレイヤーを使う利点は、

  • 座標系がレイヤーではなくコンポなので、エフェクトの位置などの座標プロパティーはサイズ変更に左右されない。
  • 常にピクセル等倍で処理されるので、マスクのサイズを補正する為にレイヤーをスケールしても問題ない。
  • タイムラインでアイコンが違うので見やすい(?)
  • 平面フォルダが必要ない(?)
といったところでしょうか。

エクスプレッションを設定しておけば、コンポの解像度を変更するだけで、ほとんど調整をする必要が無さそうです。
マスクを設定している場合にはレイヤーのスケールで補正すればOKで、処理もピクセル等倍のままです。

問題点というか、後はここが・・・! という所は、余白を追加する意図で解像度を変更した場合、結局は座標補正ツールが必要になることでしょうか。
座標系のプロパティーは以下のエクスプレッションを適用したような挙動を示してくれると最高なのですが・・・。

[ (value[0]-thisComp.width*0.5) * scale[0]*0.01, (value[1]-thisComp.height*0.5) * scale[1]*0.01 ] + position
// コンポ座標系でありつつレイヤーの移動・拡大縮小に対応


コンポ解像度変更ツールで一括処理をしても結局は確認が必要ですし、そもそもほんとに大丈夫か? という抵抗感もあります。
何かしら解像度変更に耐えうる様なテンプレートが作れないかなーと。

妙なテクニック満載の謎ファイルを作らずに、普通に作ったほうがいい気もしていますが、シェイプレイヤーに限らず
なにやらいい感じのテンプレートを使っている方がいらっしゃったら(もしくは昔やって失敗したよ、等)、是非教えて頂きたいです。

※ ちなみに・・・
以前は出来た気がするのですが、エフェクトの座標プロパティーに対して乗算(*10)や除算(/10)入力が何故だか無視されてしまいます。
加算(+10)や減算(+-10)は普通に出来るし、トランスフォームの位置プロパティなら乗算・除算入力が出来るのですが・・・。



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