前回に続き、エクスプレッションを活用してAEのみで作った動画です。
今回の例では、異なる2つのコンポジションから位置情報を取得し、その影響力を変えることで、
手付けでは到底到達できないであろう動きを実現しています。
動画とaepはこちら。
作成バージョンはCS4です。
■STEP1 1つめの影響元となるコンポジションを作成する
30fps、640*360のコンポジションを作成します。
“NullComp_A”と名付けます。
ヌルレイヤーを出し、”A_1″と名前を変えます。
位置に
radius=100;
interval=360/(thisComp.numLayers);
angle=degreesToRadians(index*interval);
X=radius*Math.sin(angle);
Z=-radius*Math.cos(angle);
[X+thisComp.width/2,thisComp.height/2,Z]
と入力します。
“A_1″を複製すると丸い形に均等に配置されます。
(例では600個複製)
配置の仕方はda-toolsから参照させて頂きました
■STEP2 2つめの影響元となるコンポジションを作成する
30fps、640*360のコンポジションを作成します。
“NullComp_B”と名付けます。
ヌルレイヤーを出し、”B_1″と名前を変えます。
位置に
wiggle(.5,300)
と入力します。
“B_1″を複製すると±300ピクセルの範囲にランダムに散らばります。
Aと同じ個数複製します。
■STEP3 図形を作る
適当なサイズのコンポジションを出し、そこに図形を作ります。
何でもよいですが、動きの面白さが活きるようシンプルな方がいいかもしれません。
作例では、丸いシェイププレイヤーをウィグルでうねうねさせたものを作りました。
■STEP4 二つのコンポジションから影響を受ける仕組み
30fps、640*360のコンポジションを作成します。
まず手始めにコントロール用のヌルを出し、”control”と命名、
エフェクトの「スライダ制御」を適用します。
次にSTEP3で作った図形を配置し、
「位置」に
PA=comp(“NullComp_A”).layer(“A_”+index).position;
PB=comp(“NullComp_B”).layer(“B_”+index).position;
I=thisComp.layer(“control”).effect(“スライダ制御”)(“スライダ”);
PA*I+PB*(1-I)
と入力します。
図形を複製すると、スライダの数値に応じてNullComp_AとNullComp_Bから位置情報を取得します。
100の時は円になり、0の時はランダム、50の時はその中間の位置になります。
■STEP5 仕上げ
スライダに適当にキーフレームを打ちアニメーションさせます。
作例では図形ごとの時間差をつけたり、lookAtを使って常に次の図形の方を向くようにもしてあります。
床を作り、ライトとカメラをセット、影と被写界深度をいい感じに調整します。
最後に色味を好みに調整して完成です。
AやBの動きを変えたり、図形を変えるなどで多くのバリエーションが作れます。
2010-08-30
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