この問題は v1.0.1で修正されました。
VIDEO COPILOTから新しくリリースされた無料プラグイン「FX Console」ですが、リリース時点では日本語環境だと、エフェクトやプリセットを検索時に落ちたりエラーの無限ループに陥ります。
その他のスクリーンショットの保存などはうまく動作するようです。
この問題の一番の対処法はバージョンアップを待つことですが、一時的な対処法が判明したのでメモとして残しておきます。
原因
対処法の一つに英語版で起動する方法があります。その次が今回掘り下げる対処法です。落ちる原因はエフェクト名やプリセット名に日本語が含まれることです。
つまり、日本語環境でもエフェクト名とプリセット名に日本語が含まれないようにすれば解決します。
プリセットは各種ファイル名を修正するか、プリセットフォルダーそのものを(Presets)のようにリネームしてAEが読まないようにすればOKです。
問題はプラグインです。
追記
プリセット名は日本語でも大丈夫なようです。ただし、以下の対処法を実践した場合、プリセット内の名前がエフェクト名に反映されません。その為反映されないものがあります。
以下のファイルを読み込まない場合はプリセットも同様の処理をおすすめします。
プラグインの対処法
一般的に配布されているプラグインのほとんどは英語名だと思います。そうでない場合はまずはじめに英語のファイル名にします。After Effectsは起動時、言語に合わせて実行ファイルと同じ階層にある「zdictionaries」フォルダーの中身のファイルを呼び出します。これによって同じエフェクトやメニューを異なる言語で表現しています。
例えば、日本語に対応する「after_effects_ja.dat」(Windows)の中身は以下のようになっています。
この「after_effects_ja.dat」を読まないようにリネームし、After Effectsを再起動します。
これで日本語辞書が読まれず、エフェクト名も変換されないので、UIの大半は英語になりますがFX Consoleは落ちないようになります。これでも落ちる場合はプリセットのリネーム抜けがないかなどを確認してください。
リリースすぐ検証されていたりゅーかさん(@okiyama)のおかげで無事に解決しました。ありがとうございました!
なお、この記事のはじめにも書きましたが、一番の対処法はバージョンアップを待つことです。
ちなみに、「after_effects_ja.dat」を詳しく見ればエフェクト名のみを英語にする、といったことも可能です。スクリプトやエクスプレッションで参照に英語が使われていてうまく開けない、といったことの対処でも役に立つかもしれません。
最後に
このFX Consoleに限らず、日本語(マルチバイト文字)でのバグはよく見られます。AE関連だと、CS5で日本語を含むファイルパスのpsdファイルが正しく読めない問題がありました。
日本語環境で落ち、英語環境では落ちないときはこういったパスに日本語が含まれるかどうかなどを探すと問題解決が早くなりやすいです。
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