2009-04-23

VHS風味

地味エフェクト。YUV化での画像劣化サンプル

vhs

完成画像



pigeon

元素材



RGB画像をそのまま調整してもいいのですが、ここはひとつ趣向を凝らしてYUV化しての画像調整をしてみましょう。

チャンネルコンバイナーエフェクトには画像のRGBからHLSにする機能とその逆、HLSからRGBにする機能や

RGBからYUVにする機能とその逆、YUVからRGBにする機能や、その他任意のチャンネルのみを取り出す機能などがあります。

これらを使って、劣化したVHSテープ的な画像を作成します。

画像にチャンネルコンバイナーエフェクトを適用し、変更オプションプルダウンメニューからRGBからYUVを選びます

なんかへんてこりんな画像になると思いますが、AfterEffectsでは画像はRGBでしか合成できないので、この段階で見た目がおかしいのはどうしようもありません。

yuv

YUV



rgb_rgb

RGB画像のRGB



yuv_rgb

RにY、GにU、BにVが入った



もう一度チャンネルコンバイナーエフェクトを適用し、今度はYUVからRGBにしてみましょう。元の画像に戻ったはずです。

このエフェクトの間に別のエフェクトを適用することで様々な効果を出すことが出来ます。

単純に先ほどの2つのチャンネルコンバイナーエフェクトの間にチャンネルブラーを適用してみましょう、そして緑ブラー、青ブラーのパラメータをいじってみましょう

effect_2

なんとなーく色が滲んでいくのが確認できるとおもいます。

RにY、GにU、BにVが入っているので、赤ブラーの値をいじると画像全体がぼやけたようになります。

このままでもよいですが、一度に処理せずに分離してみましょう。

分離することでスケールを変えたりちょっとずらしたりも出来るようになるのでもうちょっと凝ったことができるようになります。

timeline

このように何か別の形にして元に戻すことはCGやプログラムなんかでもよく使われる方法なので、いろいろ試してみましょう~

サンプルは画像なので、動画で試してみると良いと思います。

あとはちょとノイズ足したり、たまに画面がゆがんだりするとより効果的に!!

YUV分離の他の例だと、4:2:2であがってきた素材をキーイングする時などに、このままではUV部分

の解像度が半分なのでU(またはV)をちょっとぼかしてあげると

きれいにキーが抜けたりもします。画像によりますが。

解像度を倍密化できるプラグインなどあればなおさらOKだと思われます

サンプルaep(CS3以上)

vhs



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