2015-08-01

読解 Element 3D V2.0

E3DV2_Cov

初めまして、Silveと申します。

再来週の8月14~16日にかけて開催されるコミックマーケット88にてVideo Copilot社製プラグイン「Element 3D」のV2.0の解説本を頒布致します。
本誌は前作「読解 Element 3D」の続刊という形で前作頒布後から昨年度末のV2.0を経て、2015年6月にリリースされたV2.2迄の追加機能に対してフォーカスを当てた解説誌となります。
V1.0既存機能についても当然触れておりますが、メインは追加機能解説となりますのでご了承ください。

V2.0になりデフォームやドロップシャドウを始めV1.0から要望されていた数多くの機能が搭載されたV2.0ですが、思いの外機能が増設されてインターフェースも変わって戸惑った方も多いのではないでしょうか。
相変わらず体験版が備わっていないプラグインですので、お持ちで無い方も本誌でとりあえず機能を探ってみるかくらいの気持ちでいていただければ幸いです。


前作より二年となりましたが勢い変わらず今回も素晴らしい面々の協力をいただきました。
以下、本誌概要となります。

龍花 / 「アレをアレするE3D V2.0」
『E3DをV2.0にしたらとりあえずやってみたい』
そんな操作を作例を交えつつ今作でもアレをアレしていきます。
解説はもちろん前作に引き続き龍花さんにやっていただきました。
http://dragonicflower.com/

BaKaAfter / 「Element 3Dで構築する世界」
映像中のほぼ全てのシーンをE3Dで構築したというVOCALOID楽曲「INDUSTRIAL GRASSHOPPER」の解説です。
楽曲に対してどのようなアプローチでシーンを構築したのか、オブジェクトの工夫や意図、E3Dを使用した上での制作の利点や現状の機能に対する要望など幅広い観点で語っていただきました。
解説は本映像の制作者であるBaKaAfterさんです。10ステップ程上のE3D使いになれます。
http://baaaf.com/


maxcaffy / 「実践OBJ インポート! 自分で作った3D モデルを使ってみよう」
E3Dはご存知の通りAfter Effectsのプラグインですがその特性上3DCGソフトウェアとの連携が求められる事も度々あります。
そのような場合に特に自分で制作したモデルをE3Dに取り込む際はちょっとした苦労が伴ってきます。
本項ではそのような場合に備えどのように作り、取り込み、活用していくための解説していただきました。
解説はフリーの映像クリエイターとして活躍されるmaxcaffyさん、使用ソフトウェアはBlenderになりますが3DCGソフトウェア全般に通じる内容となっています。
http://mocymo.org/

とな / 「強化されたCINEMA 4Dインポート」
E3DはV2.0になり以前にも増してCINEMA 4Dとの親和性を高めていきました。
モデルデータとしてはもちろんV2.0以降ではアニメーションの読込強化が非常に話題となり、今後増々注目されていくと思われます。
本項ではそのCINEMA 4Dをインポートする事によって普通では再現の難しいアニメーション、特に物理的な動きやインポート時の注意点について触れていただきました。
解説は別誌「Ability Easing」でもお世話になったとなさんです。
https://twitter.com/to7tzs

Silve / 「Element 3D V2.0 基本学・応用学」
私です。前作に引き続き基本学・応用学と題して大きく二つの項目に分けて解説させていただきました。
基本学では本誌のメインとなります前作以降~V2.2迄の間に追加された機能や挙動が変わった機能について全項目の図示解説を実施しています。

応用学では内容を更に二分してちょっとしたコーナーのつもりで解説しました。
一つ目は「Element 3Dユーザーにいつか訪れる30のQA」としてそのまま逆引きではありませんが『こういう事をしたい!出来ない!』というトラブルの面から解説を行いました。V1.0から続く様々なトラブルを始め、V2.0になって初めて直面したトラブルなどを思いつくまま30項ほど解説しています。
Twitterに投げたら比較的好評だったE3Dで海を作る V2.0も解説しました。

二つ目は「独断と偏見でみる、Element 3Dサードパーティ製品レビュー」です。
E3DはVC社の製品ですがモデルやマテリアルパックなど様々な方がフリーで頒布していたり販売していたりという事が多々あります。その中でいくつか気になったものを勝手に選んで使用感や内容のボリュームなど程々にレビューしてみました。
全14製品、計$680.9となかなかお腹が痛くなりますがご参考になれば幸いです。ちなみについでと思いVC社「Motion Design 2」「Pro Shaders 2」「BackLight」もレビューしています。
QA-077

表紙のイラストは前回に引き続き御厨わたさんに描いていただきました。
今回は装いが新たになったE3Dちゃんと最近仲良くなったC4Dちゃんです。
https://twitter.com/wata2434

そして表紙デザイン・本文の文字組みなどデザイン全般も引き続きcao.さんにまとめていただきました。
当サークルの頒布を影から全て支えて下さっている最大の功労者と言っても過言ではなく、今回も本当に助かりました。
http://www.petitbrain.com/


以上、去年から頒布の計画を練ってやりたい事を徹底的に詰め込んだ解説誌となりました。
待って下さった方はお待たせしました。ご期待にはお応え出来たと思っております。

コミックマーケット88
3日目(8月16日) 西み-35b ギンイロオオカミ
「読解 Element 3D V2.0」
オールフルカラー B5 110P 1,500円
にて頒布致します。

今回より度々可能かどうか訊かれておりました領収書の発行を可能にする予定です。
ご自身かどうかが確認できる名刺などと引き換えで発行致しますので、ご活用ください。

また、当日は「萌えるCG読本」などを作られているksさんのサークル「Qt」と本誌に参加いただいた龍花さんのサークル「DragonicFlower」とで3サークル隣合わせとなっておりますので併せて遊びに来ていただければ嬉しい限りです。

お待ちしております。




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この記事の投稿者について:Silve
ゴロゴロしながら映像つくってます_(:3 」∠)_ この投稿者のTwitter @silve_sa

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この記事に対する 3 の反応があります


  1. 1 yosuke 8月 16th, 2015 at 13:25

    先ほどコミケ会場で購入させていただいた者です。
    E3Dの細かい扱いに困っていたので、じっくり読ませていただきます!
    今後の記事等も楽しみにしています。

  2. 2 Silve 8月 18th, 2015 at 22:14
    Silve

    ご購入ありがとうございます。
    様々な方の協力のもとで詰め込んだ一冊ですので、お役に立てば幸いです。
    今後も色々とやっていければと思います!

  1. 1 「読解 Element 3D V2.0」通販開始しました。 at AEP Project Pingback on 9月 3rd, 2015 at 22:03

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